鳥取、島根両県の窯元が一堂に集う「第39回春の山陰民窯展」(同実行委員会、新日本海新聞社主催)が16日、鳥取県米子市西福原2丁目の米子天満屋で開幕する。山陰最大級の規模と歴史を誇る新春恒例の催しで、今年は鳥取11、島根23の計34窯元と木工芸1店が特別出展し、約1万点に上る逸品を展示販売する。27日まで。
15日の準備作業では、窯元らが4階催場で自慢の作品を丁寧に陳列。多彩な食器をはじめ、花器やつぼ、えとにちなみヘビをデザインした置物などが整然と並べられ、来場者を迎える準備を整えた。
実行委員長で法勝寺焼皆生窯の安藤釉三さん(80)は「若手の方や皆さんのおかげで長年にわたり続けてこられた。40年の節目となる来年に向けて大いに盛り上げたい」と意気込んだ。
会期中は26日まで連日午前11時から窯元実演、午後2時に陶芸体験があり、土、日曜は午後1時から絵付け教室を実施。大とっくりと大杯の容量当てクイズも行われる。16日限定で、5千円以上購入した先着35人にめおと茶わんセットなどを進呈する。
17日はチャリティーコーナー、21日は千円均一コーナー、23日はアウトレットコーナーも設けられる。