大玉傾向で高い糖度 「大山メロン」目合わせ会

 鳥取県西部で栽培される「大山メロン」の代表品種タカミメロンの目合わせ会が19日、大山町赤坂の大山予冷センター中山集荷所であった。来週からの本格的な出荷に向け、生産者らが出荷基準を確認した。今シーズンは大玉傾向で高い糖度に仕上がったという。

 県西部では大山、伯耆、日吉津の3町村で5品種のメロンを栽培し、大山メロンのブランドで山陰や山陽、関西方面に出荷している。大山山麓は水はけの良い土壌に加え、海からの風が適度にあり、夏場の高温が避けられることから栽培に適しているという。

 生産の約8割を占めるタカミメロンは大山、伯耆両町の17戸が109・6アールで栽培。今シーズンは6220ケース(1ケース5キロ)を出荷し、1700万円の売り上げを計画する。

 この日はJA関係者や生産者など約20人が参加し、形や大きさ、傷の有無など出荷基準や箱詰めの仕方などを確認した。出荷基準糖度は15度以上で、この日は19度に達したものも。JA鳥取西部メロン部会の斎藤伸一部会長(71)は「さっぱりした甘さで口当たりも良い。上品な味を家族で味わってほしい」と話した。

 22日には農産物直売所「ふれあい村アスパル」(日吉津村日吉津)でメロン祭りを開き、シーズン開始をPRする。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事