こうほうえん&西部ろうあ仲間サロン会 誰でも気軽に健康相談 毎月1回きょう開始 「まちの保健室」 聞こえない人への情報提供

 鳥取県と東京都で総合福祉サービスを展開する社会福祉法人こうほうえん(米子市両三柳)と、NPO法人西部ろうあ仲間サロン会(同市旗ケ崎6丁目)がタッグを組み、誰でも気軽に健康相談できる本年度の「まちの保健室」を、26日から同サロン会で毎月最終水曜に始める。看護師だけでなく、介護福祉士や管理栄養士らの専門職が日々の悩みに対応。地域のつながりの深化も目指す。

 まちの保健室は、自身の健康について振り返ったり、相談したりできる場所をつくろうと全国各地で広がっている取り組み。こうほうえんでは2021年に開始し、22年からは同サロン会との共同で取り組んでいる。

 同サロン会での保健室では、住民の生活上の困りごとなどの相談を中心に対応する。これまでに実施した保健室で、熱中症対策や口腔(こうくう)ケアの重要性について話す集まりを開いた際、聞こえる人と聞こえない人で、熱中症や口腔ケアに関する情報量に差があるといった課題が浮き彫りに。本年度は聞こえない人に対し、生活する上での注意点を伝えることで情報格差の解消を目指す。

 こうほうえんの担当者は、高齢者の中には新型コロナウイルス感染症の影響で外出する習慣が減っている人もいると指摘。「他の人に聞かれたくないことでも、マンツーマンでお話をうかがうのでぜひ、気軽に来ていただければ」と呼びかける。

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