手作りは「甘い」 バター作りに挑戦 白バラみるくの学校

 大山乳業農業協同組合は22日、消費者交流イベント「白バラみるくの学校」を琴浦町保の同組合牛乳・ヨーグルト工場で開いた。参加者は酪農家の話を聞いて牛乳への理解を深めたほか、生クリームを使ったバター作りにも挑戦した。

 イベントは、酪農や商品について広く発信しようと実施。2部制で開かれ、県内外から親子連れら計約120人が参加した。

 同町森藤の酪農家、前田洋子さん(71)が講師を務め、牛の生態を分かりやすく解説した。牛の赤ちゃんは体重約45~50キロで産まれ、成牛になると約600~650キロになり、餌を1日30~40キロ食べるなどと紹介。「牛乳は運動後に飲むと筋肉の回復を助けるし、いらいらした時に飲むとストレスを和らげてくれる。だから一滴も無駄にすることはできない」と呼びかけた。

 参加者は、生クリームを入れた容器を振ってできるバター作りを体験。分離されて出てきたホエー(乳清)を飲んだり、出来たてのバターをパンなどに付けて味わったりした。明徳小3年の山根玲那さん(8)は「容器を振るところが楽しかった。バターは甘くておいしかった。家でも作ってみたい」と満足そうに話した。

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