追いかけてくる罪責性 遠くの戦争を思って

「稜線の思考(1)」哲学者・鷲田清一

  •  鷲田清一さん
  •  鷲田清一さん=京都市北区

 遠くで戦争が起こっている。それに対して何もできない無力さにうちひしがれる人がいる。当事者と非当事者の間には、確かに越えがたい溝がある。けどそこに覚えるうしろめたさというのは、人間であるということの限...

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