県立2病院 経営悪化 コロナ補助金終了など影響 回復には長期的戦略必要

 コロナ禍による患者の受診行動の変容などが影響し、2023年度は鳥取県の県立2病院で経営状況を判断する経常損益が大きく目減りした。厚生病院(倉吉市)は6年ぶりの赤字に転落した。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付け変更に伴う国の補助金が終了したことや、外来の延べ患者数減少が響いた。

 厚生病院の経営状況はコロナ医療変遷の影響が大きく出た。医療サービスの提供で得られる医業収益は72億1700万円(前年度比1億7千万円減)で、人件費や設備投資費などの医業費用は83億300万円(同9800万円減)。収益から費用を差し引いた医業損益は10億8600万円の赤字(同7200万円減)となった。

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