梅雨期のカビ「肺炎」発症も 水回り、エアコンフィルターに注意!

 高温多湿が続くジメジメとした梅雨の時季に、増殖率が高くなるのが真菌(カビ)。カビは室内の身近な場所で発生しやすく、皮膚や口、鼻から体内に侵入してアレルギーや食中毒などを発症して健康を脅かすリスクがある。せきや発熱、激しい息切れといった夏風邪のような症状が悪化して「夏型過敏性肺炎」を引き起こす危険性もあり、医療関係者は「油断せず早めに医療機関を受診してほしい」と訴える。

 夏型過敏性肺炎の原因として知られるのが、「トリコスポロン」というカビの一種。梅雨時から夏、秋口にかけて、浴室や台所、窓のサッシといった湿気の多い水回りやエアコンフィルターなどに繁殖する。室内には1立方メートル当たり、数百~数千のカビ胞子が浮遊しているとされる。8月ごろに患者が増加し、外出で症状が改善する特徴を持つ。

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