鳥取県内初の全棟温泉付きグランピング施設 東郷池沿いに8月オープン

 グランピング施設を手がけるコントラクト(湯梨浜町龍島)が、同町龍島にグランピング施設「グランレイク鳥取」を8月中にオープンする。鳥取県内では初の全棟温泉付きの施設で、風光明媚(めいび)な東郷池の風景を存分に味わいながら温泉やグルメが堪能できる。インバウンド(訪日客)のほか、県内外からの利用を見込んでおり、地域活性化の促進が期待される。

 敷地面積は約6千平方メートルで、宿泊棟数は全7棟。全棟ドーム型テントで、東郷温泉の源泉かけながしの浴室が備えられている。7棟のうち、バレルサウナと水風呂付きが1棟、ドッグラン付きが2棟あり、共用サウナは時間指定で利用できる。

 食事は、ブランド牛「鳥取いなば万葉牛」をメインに、地元食材などをバーベキューグリルで調理しながら味わえる。冬はカニの提供も予定している。宿泊以外にも、近くで体験できるカヌーやSUP、梨狩りやいちご狩りなどアクティビティも充実。チェックアウトからチェックインまでの空き時間を使ったデーユースや、地元住民の利用促進につながるサービスも計画している。

 同町在住の若本修治社長(41)は東郷温泉や同町の地域振興にも寄与したい考えで、「来春には県立美術館も開館する。県中部に宿泊してもらうことで、県中部を起点に県内観光を楽しんでもらえれば」と意気込んだ。

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