ハンセン病問題 風化させぬ 大山町の荒井さん、啓発の半生まとめ出版

  • ハンセン病問題に関ってきた半生を「自分史」としてまとめた荒井さん=大山町赤松

 ハンセン病問題の啓発活動を続けてきた大山町赤松の荒井玲子さん(88)が、本紙や同人誌への投稿文をまとめた「深海に生きる魚族のように-療養所のなかの入所者たち-」を出版した。強制隔離の絶望の淵で短歌を作り続けた「ハンセン病歌人」の作品に対する考察や、鳥取県出身の元患者との交流などを記した。故郷や家族を奪われた元患者の無念さを伝えるとともに、今なお残る元患者への差別や偏見の払拭(ふっしょく)を訴えている。

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