【ぷらっとTOKYO】都電も遊園地もほのぼの 隅田川沿いの荒川区西尾久

  •  都電荒川線=東京都荒川区
  •  尾久八幡神社=東京都荒川区
  •  あらかわ遊園の観覧車=東京都荒川区
  •  ファミリーコースター=東京都荒川区
  •  「赤ちゃんミルクタイム」で、子ヤギにミルクを与える子ども=東京都荒川区

 東京都荒川区西尾久は隅田川沿いの下町で、小規模な工場や店舗、住宅が密集する地域だ。レトロ感漂う都電荒川線が東西に走り抜け、ほのぼのとした平和な時間を味わえる。

 宮ノ前停留場で降り、尾久八幡神社へ。区教委によると、創建年代は不詳だが、神社に残る棟札から南北朝時代に社殿が再建されたことが確認できるという。地域の鎮守で、参拝者は何度も丁寧にお辞儀していた。

 荒川線の線路沿いを西へ10分ほど歩くと、都内唯一の区立遊園地「あらかわ遊園」が広がる。1922年の開園時は民営だったが、太平洋戦争時に高射砲陣地となるなど曲折を経て、50年に区立遊園となった。2018年に改装工事のため休園し、22年にリニューアルオープンした。

 人気は芋虫形の乗り物「ファミリーコースター」で絶叫系とは対極にある。最高時速13・7キロで自称「日本一遅いコースター」なのだとか。3歳以上(身長80センチ以上)から利用できる安心感が魅力。コースを2周する間に、メリーゴーラウンドや「水あそび広場」で楽しむ子どもたちの表情もよく見えた。

 観覧車は高さ約40メートル。近くの小台橋や隅田川、首都高を行き交う車を眼下に見て、遠くには東京ス...

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