鳥取城跡からまちなかへ 観光拠点「桜寛苑 蔵」開設 ガイドや土産品販売

 鳥取市東町2丁目の鳥取城跡お堀前に、観光施設「桜寛苑(おうかんえん) 蔵」がオープンした。市内中心部の観光案内のほか、土産品店などの販売を11月25日まで期間限定で行う。鳥取城跡をはじめ市内の名所巡りの拠点として活用が期待されている。開館時間は金~月曜の午前10時~午後4時。

 金田裕夫元鳥取市長の邸宅で、1934年建築の国登録有形文化財「桜寛苑」の蔵を市が改装し、観光案内の実証実験の施設とした。木造2階建てで鳥取まちなかガイドの会(内田克彦代表)が「鳥取観光案内処(しょ)」、山陰三ツ星マーケット(渡世唱子代表理事)が「ときめき茶屋」と銘打って運営する。

 ガイドの会は毎日、午前10時半と午後1時半に来店客を対象に市内の名所を案内。鳥取まちなかぶらりマップもリニューアルして1万部作成し、今年10月のねんりんピック鳥取で訪れる選手たちに市内の観光施設をアピールする。内田代表は「観光客を鳥取城跡からまちなかに誘導していきたい」と意気込む。

 山陰三ツ星マーケットは和菓子や洋菓子などの土産品を販売。会員が木工アクセサリーや杉灯籠、陶器を展示販売し、ワークショップも予定している。渡世代表理事は「子育て世代やファミリー層も気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。

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