スズキ製大型バイク「隼(ハヤブサ)」の愛好家が全国から集う、第14回隼駅まつり(実行委主催)が4日、八頭町西谷の船岡竹林公園と同町見槻中の若桜鉄道隼駅で開かれた。全国各地からライダー約2700人が自慢の愛車と共に集結し、仲間との親交を深めた。
公園には、車体に隼の文字が象徴的に描かれたバイクが朝から続々と詰めかけた。約2500台がくつわを並べ、地域住民でつくる「隼駅を守る会」の石谷優会長が「みなさん、おかえりなさい!」とステージから呼びかけ、愛好家同士で隼に親しむ一日の開幕を告げた。
ライダーたちは仲間たちと写真を撮ったり、自分の愛車を紹介したりして交流を楽しんだ。日本人初の世界耐久選手権チャンピオンの北川圭一さんとプロレーシングドライバーの津田拓也さんのトークライブもあり、軽快なトークで会場を盛り上げた。
大阪府高槻市の会社員、松本隆司さん(33)は「コロナ禍が明け、やっと来られた。八頭は田舎道が走りやすい」と笑顔を見せた。兵庫県西宮市の会社員、京原野さん(34)は「走行中に隼ライダーとすれ違ったときに、手を振ってくれるのが楽しい」と話した。