第106回全国高校野球選手権大会は7日、開場100年を迎えた兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、鳥取県代表として6年ぶり6度目出場の鳥取城北も堂々と行進した。
能登半島地震で被災した穴水(石川)の東野魁仁主将が先導役を務め、史上8校目(9度目)の春夏連覇が懸かる健大高崎(群馬)や早実(西東京)、中京大中京(愛知)、大阪桐蔭、興南(沖縄)など49校が、南から北の順に入場行進。14番目に登場した鳥取城北は、鳥取大会の優勝旗を掲げた石黒尚主将を先頭に聖地を一周した。
開会式直後の第1試合に登場する有田工(佐賀)と滋賀学園は、式典で体を動かさない時間をできるだけ短くするため、最後に登場した。智弁和歌山の辻旭陽主将が「多くの人々に希望と勇気と感動を与えられることを願って、全力でプレーすることを誓う」と選手宣誓した。
鳥取城北は第6日第3試合(12日午後1時10分開始予定)の2回戦で明徳義塾(高知)と対戦する。大会は順調に進めば休養日を含めて17日間で、23日に決勝が行われる。