舗装前にお絵かき 北条道路建設現場で見学会

 2026年度の開通に向けて工事が進む山陰道「北条道路」の建設現場で2日、北栄町放課後児童クラブの小学生を招いて現場見学会が行われた。アスファルト舗装前の「床版」と呼ばれるコンクリート部分に絵を描くなどし、今しかできない貴重な体験を楽しんだ。

 見学会は、土木工事に興味を持ってもらおうと、国土交通省倉吉河川国道事務所が企画。北条なかよし学級と大栄こども学級の3~6年生約50人が参加した。

 工事に関する説明を聞いた後、児童らは約10メートルの高さがある橋の上へ移動し、町並みを見渡しながら歩いたりチョークを使って思い思いに絵を描いたりした。大栄小6年の道祖尾麻衣さん(11)は「時間をかけて造っていることが分かった。道路になる部分に絵を描けて楽しかった」と喜んでいた。

 このほか、北栄・湯梨浜地区安全協議会の協力のもと、ドローンを使った記念撮影もあった。同事務所の西尾隆副所長は「イベントを通して、地元の子どもたちに建設が進んでいることを知ってもらえたら」と話した。

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