身近な課題どう解決? 社会参画促す「子どもミーティング」 ユニークなアイデアも

 子どもが身の回りで感じている課題の解決に向けたアイデア発信や、社会的活動の参加を促す「子どもミーティング」が、米子市角盤町1丁目の「te to te(テトテ)つなぐん家(ち)」で開かれた。

 今年3月に鳥取県が策定した「シン・子育て王国とっとり計画」の一環。権利の主体として子どもも社会に意見を表明できることを知ってもらい、社会参画を促す狙いがある。東・中・西部の3地区でミーティングを開催する。西部地区では11日に1回目が開かれ、小学3年から中学2年まで9人が参加した。

 参加者は3グループに分かれ、普段感じている課題や疑問を付箋に書き出した。「学校にシャープペンシルを持っていけないのはなぜ」「大人もストレスがあると思うから、大人も夏休みがあればいいのに」という意見や、観光振興として「蛇口からカニが出てほしい」といったアイデアが飛び出した。

 3グループは学校のルール変更や、「ご当地バス」の運行実現をテーマに情報収集を行い、9月下旬までにアイデアを取りまとめ、12月に予定されているシンポジウムで発表する。学校に関する疑問を感じているという持田竜之介さん(12)=五千石小6年=は「アイデアが実現されたら、誰もが通いやすい学校になる」と話した。(足立篤史)

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