劇団「ウォーターメロン」 コメディーに挑戦 3日上演

本番控え、練習に熱

 北栄町民ミュージカル劇団「ウォーターメロン」の第12回公演が3日、北栄町由良宿の町大栄農村環境改善センターで開かれる。子どもたちが夏休みを費やした思い入れのある舞台。プロの演出家を招いた特訓も大詰めを迎えており、子どもたちの練習が熱を帯びている。

 

 NPO法人まちづくりネット(永田洋子理事長)が毎年、小中学生を対象に劇団員を募集し、夏休みに練習して公演している。今年は小3~中3の20人が参加し、ミュージカルコメディー「キャンプの大統領」に挑戦する。

 脚本、演出は演出家のひろたたかあきさん=大阪府堺市、振り付けは、三朝町でダンススタジオを主宰御舩みゆきさん、亜美さんの親子が担当。子どもたちは7月25日から週6日、午前9時~午後5時まで練習に汗を流している。

 物語の主人公は、小学5年の石崎あいの。姉のわかなと一緒に行ったキャンプ場を舞台に軽妙なやりとりや、歌やダンスで進行し、子どもたちの成長を描いた作品。ひろたさんは「夏休みの忙しい中で参加して、コメディーという難しいジャンルにチャレンジしてくれた」と目を細める。

 あいの役に抜てきされた木村碧月(みつき)さん(10)=北条小5年=は「せりふが多くて難しいけど頑張りたい。ダンスを見てほしい」と意気込む。同じくあいの役の横山志帆さん(11)=聖郷小5年=は「参加は5回目。人のせりふを受け止めた後に、自分がせりふを話すのが得意」と目を輝かせた。

 ※「キャンプの大統領」は、午後1時と同5時からの2回公演。入場料は500円(小学生未満無料)。

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