肉体美磨き 栄冠輝く 米子の井藤さん 近畿大会でV、今秋全国へ

 今月18日に大阪市で開かれた健康的な肉体美を競うコンテスト「ベストボディ・ジャパン」の近畿大会で、米子市の救急救命士、井藤邦昭さん(55)がマッスルモデル部門のマスターズクラス(50歳以上)で1位に輝いた。独学でトレーニングや食事方法を習得し、今秋開かれる日本大会への出場権を手に入れた。「日本一を目指したい」と次の目標を見据える。

 コンテストは、均整が取れた引き締まった体や姿勢、表情などを競うボディーメークの大会。同部門に出場した井藤さんは、総合点で400点満点を獲得し、栄冠を手にした。

 水球の元日本代表で1990年のアジア大会で銀メダルに輝いたチームの一員でもあった井藤さんだが、競技引退後は不規則な生活などもあり、体重が増加。4年前に90キロに達したのを機にジムに通い、本格的にトレーニングを始めた。

 今も通うジムのスタッフから大会への出場を勧められ、2022年に初めて地方大会に出場したが予選落ち。専門のトレーナーには頼らず、独学で必要な知識を学び、昨秋の日本大会では3位に入賞した。

 オフシーズンの冬以外は大好きなビールも絶つなど節制とトレーニングを欠かさない。当初100キロにも満たなかった持ち上げるバーベルの重さは、130キロを超えるまでになった。

 井藤さんは「体の仕上がりも良く高評価を得られ満足している。秋にはさらに磨きをかけ、結果を出したい」と、日本一の栄冠獲得に意欲を示す。(川口耕)

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