開所5年半芸術で彩る 鳥取 アートスペースからふる展

 障害者の芸術活動を支援する事業所「アートスペースからふる」(妹尾恵依子理事長)が、開所から5年半を迎えた。“5・5周年”の節目を記念する企画展「GYU―GYU―展」が鳥取市元町のギャラリーからふるで開かれ、36人の所属作家全員による個性豊かな作品が会場を彩っている。19日まで。

 全体展示の開催は2019年以来。制作歴10年以上の作家からこの5年半で新たに加わったメンバーまで、油絵や水彩、木工、コラージュなど思い思いの表現で計36点を披露した。

 丸くぽってりとした穏やかな表現が目を引く福井将宏さんの「ハイビスカス」、平和への願いが込められた山村和弘さんの版画「原爆の落ちた日」、整然と貼り合わせたピンク色の紙片が桜を表すたくまさんの「SAKURA」など、多彩な力作が並ぶ。

 これまでの歩みを振り返る資料や、感謝を伝えるアーティストのメッセージ動画も公開。伊奈真弓副理事長は「地域の支えに心から感謝している。今後もたくさんギャラリーに足を運んでほしい」と話した。

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