【目黒公郎さん】地震への備えを「コスト」から「バリュー」へ

防災研究の第一人者の東大教授が説く逆転の発想

  •  目黒公郎さん
  •  南海トラフ地震臨時情報に伴う防災上の呼びかけが終了し、記者団に説明する松村祥史防災担当相(当時、右)=8月15日
  •  「自助の備えをしっかり行い、災害が起きるまでの時間を有効活用する。個人や家庭、会社、コミュニティーで事前の備えをする。それができれば、準備していなかった時よりはるかに被害は減ります」と話す目黒公郎さん
  •  災害時は住民の避難所としても使える道の駅「くるくるなると」=徳島県鳴門市
  •  宮崎空港に開設された「防災グッズ」のコーナー=8月10日、宮崎市

 8月8日、日向灘を震源地とするマグニチュード(M)7・1の地震を受け、南海トラフ巨大地震への注意を促す臨時情報が初めて出た。政府は1週間後の同15日、注意措置を解除した上で、「日頃からの備えを引き続...

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