死産を「殺人」扱いされて服役した女性たち

刑法で中絶禁止、「境界から」㊶エルサルバドル

  •  死産にもかかわらずエルサルバドルの法律で殺人とみなされて刑務所で長い時間を過ごしたシンシア(右)とマルガリータ。女性の人権運動に加わり、社会の変革を目指す=2024年8月、サンサルバドル(撮影・モニカ・カンポス、共同)
  •  エルサルバドルで「中絶の非犯罪化を求める市民の会」を創始したマリアナ・モイサ。フェミニズムに関する情報を発信するラジオ局も運営する=2024年8月、サンサルバドル(撮影・モニカ・カンポス、共同)
  •  エルサルバドル・サンサルバドル

 2008年6月4日のことだった。中米エルサルバドルの西部にある街に住んでいたシンシア(35)は、夜中に激しい腹痛で目が覚めた。当時は妊娠7カ月ほど。陣痛だと分かったが、家には誰もおらず、そのまま独り...

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