鳥取中部ツーリズム協議会(藤井政至代表)は6月18日、県がナショナルサイクルルート(NCR)の指定を目指す「鳥取うみなみロード」(全長約152キロ)で、サイクリングイベント「うみなみ250」を開く。単日イベントとしては日本最長級という全長254・9キロのコース設定で、山陰の魅力が詰まった同ロードをPRする。
午前6時に湯梨浜町の中国庭園「燕趙園」を出発し、境港市の「境夢みなとターミナル」で折り返す。鳥取市の「鳥取港海鮮市場かろいち」まで東進して再び折り返し、午後7時までにゴールの同園を目指す。
同協議会は昨秋、上り坂の上昇分を合算した「獲得標高」が約3千メートルに達する難コースが話題となったサイクルイベント「グランフォンド倉吉」を実施。今回の「うみなみ250」は、距離に主眼を置き、上級者向けの設定とした。
同協議会は「県やイベントの魅力を伝えるにはブランディングが必要。うみなみ250走破がサイクリストのステータスとなるような大会に」と意気込む。
12日には県庁で平井伸治知事に大会概要を説明。藤井代表は両イベントについて「厳しさこそが特色。一方でうみなみロードから望む絶景や、人口最少県だからこその走りやすさを体感してほしい」と話した。(福谷二月)