圧政に苦しむ中国語に魂を吹き込む亡命詩人

東西のはざまで生きる、「境界から」㊹北京・ベルリン

  •  中国・北京、ドイツ・ベルリン
  •  楊煉は天安門事件後に海外で亡命生活を続ける。「言語と土地の運命は深くつながっている」と語る=2024年7月、ドイツ・ベルリン(撮影・ダビッド・ズィーモン・グロース、共同)
  •  1989年6月、ニュージーランド・オークランドで、中国当局による民主化要求運動への抑圧に抗議する楊煉(中央)。天安門事件をきっかけに祖国に戻れなくなった(本人提供、共同)

 「☆(人ベンに欠の人が小)們是星 我們是夜(君たちは星、私たちが闇)」。ドイツ・ベルリンにある自然光が差し込む書斎で、中国出身の詩人、楊煉(よう・れん)(69)が言葉を練る。中国政府によって自由を奪...

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