米子市夜見町の夜見公民館で、伝統行事の「まいたまいた神事」の大蛇作りがあり、地元民が稲わらで大蛇をない上げた。
村の繁栄を願う儀式で、村人の願いが天の神まで届くようにと、「まいたまいた」と掛け声をかけながら、わらで大蛇を作って神社に奉納する。一時途絶えていたが、2002年から公民館主体で復活させた。
今年は、地元住民約30人が参加し、足立秀雄さんらの指導で、胴回り30センチ、長さ7メートルの立派な大蛇を作った。出来上がった大蛇は、公民館開拓石碑に巻き付けた。
指導した足立さんは「皆さんの協力で立派な大蛇ができた。由緒ある行事が長く続くことを願っています」と話した。