鳥取西ロータリークラブ(岡本安量会長)は11月30日、鳥取市佐治町津野の「佐治漆の森」で苗木の植樹活動を展開した。創立45周年記念事業の一環で、佐治漆を復興する地元のチャレンジに賛同し、現地で支援することにした。
植樹活動には会員約30人が参加。佐治漆研究会(谷口輝男会長)に苗木50本を寄贈し、そのうち15本を研究会の指導で会員自らスコップで植樹した。高さ2メートルのシカ除け用の防獣柵も330メートルにわたって設置した。
同クラブは佐治出身の会員の仲介で研究会の活動に感銘を受け、岡本会長は「佐治漆が全国区になって、売り出していければ。これからもイベントへの参加など支援していきたい」と話す。
地元有志でつくる研究会は、良質な漆の産地の復活を目指して、2021年から佐治町津野と加茂に漆の苗木を植樹。現在約300本が成長中で、最終的に千本の漆の森をつくる計画だ。