鳥取県内の4人の陶芸家による展示販売会「That’s Light」が3日、鳥取市行徳1丁目の雑貨店アムズで始まった。作り手のこだわりが詰まったさまざまなランプシェードが並び、かさの形状や明かりの映り方の違いを楽しめる。9日まで。
国造焼の山本佳靖さん(43)、法勝寺焼皆生窯の安藤青磁さん(42)、鳥取因幡焼の三木健太郎さん(40)、牛ノ戸焼の小林遼司さん(38)の4人が陶芸の可能性を広げようと、毎年テーマを決めて2018年から開いている。
安藤さんは、米子市の皆生海岸で採った砂鉄をかさの縁に塗って表情を付けた。三木さんは下から見上げた時に楽しめるよう内側に2色の釉薬(ゆうやく)を施し、小林さんは定番の白、黒、緑の染め分けを応用。飛びかんなの技法による山本さんのランプシェードも目を引く。
明かりの大きさや形、発色もそれぞれ異なり、影も魅力の一つ。安藤さんは「食器など普段作る日用品とは違い、陶器の別の面白さがある」と話した。