宝島社発行の月刊誌「田舎暮らしの本」の2月号(1月4日発売)で2025年版「住みたい田舎ベストランキング」が発表され、琴浦町が「人口1万人以上3万人未満のまち」の総合部門で全国2位となった。3年連続1位は逃したが、官民一体となった移住者支援が高く評価された。
同誌のランキングは13回目。全国547市町村が参加し、移住支援策、医療、子育て、自然環境など314項目のアンケートで田舎暮らしの魅力を数値化。人口規模で7グループに分け、「総合」「若者世代・単身者」「子育て世代」「シニア世代」の全4部門でランキングを付けた。
琴浦町が分類された「人口1万人以上3万人未満のまち」は今回、上限が2万人から3万人に変更され、0歳~高校生の医療費、授業料、給食費の無償化を進める大分県豊後高田市が全部門で1位。琴浦町は「若者世代・単身者」で3位に入るなど、移住先として人気があることを証明した。
町企画政策課は「昨年に続いて高評価をもらった。引き続き、移住者増加に向けて官民一体となって取り組む」と話した。
鳥取県内からは倉吉市が「人口3万人以上5万人未満のまち」の「シニア世代」で1位を獲得。住環境や県の東西へのアクセスの良さが評価された。