倉吉市は5月から、スマートフォン決済サービスを通じて市内店舗限定で利用できる20%還元付きデジタル商品券を発行する。地域経済の循環促進と観光客の利便性向上による消費拡大を図る。
1口5千円で、6千円分の利用ができる仕組み。市民分の購入申し込みは4月から開始し、応募多数の場合は抽選する。市民以外も購入できる一般分は7月から先着順で販売する。使用期間は、市民分が5~10月末、一般分が7~12月末。
対象の決済サービスは1種類を想定し、競争入札を実施。商品券は選ばれた決済サービスに対応した市内店舗のみで利用できる。
同市の電子決済を活用した消費喚起策は、昨年春のポイント付与事業に次いで2回目。財源は国の経済政策に盛り込まれた重点支援地方交付金を活用する。
市経済観光部の毛利徳敬次長は「物価高騰の中、消費活動に役立ててもらい、事業者には売り上げ増加につなげてほしい」と話した。