人権について考える「差別をなくする町民のつどい」(香美町人権教育研究協議会主催)が15日、香住区中央公民館で開かれた。町内の小学校など三つの団体が1年間の人権学習の成果を発表。町民ら約150人は人権を尊重することの大切さを学んだ。
村岡小6年の児童2人は「なかま・つながる・村岡っ子」と題し、学校生活で行っている児童同士が仲を深めるための取り組みについて発表した。隣接する村岡幼稚園の園児との交流会や全校児童が参加するかくれんぼ、朝のあいさつなど、仲を深めるための活動を紹介しながら、仲間とのつながりの大切さを伝えた。
このほか、同区同和教育啓発研究委員会は、SNS(交流サイト)などで書き込んだコメントや画像がネット上で拡散し、いつまでも残ってしまう「デジタルタトゥー」について解説。「書き込む前に一度考えてみてほしい」など情報ツールとの付き合い方を説いた。
また、町内の小中学生でつくる「人権学びたい・生涯学びたい」は国立ハンセン病療養所「長島愛生園」(岡山県)を訪問した際に感じたことを報告した。