スウェーデンと鳥取工芸コラボ 万博で作品展示PR作家ら知事に進捗報告

 大阪・関西万博に向けて、鳥取県の地元工芸とコラボした作品づくりに励むスウェーデン在住の工芸作家6人が4日、鳥取県庁を訪れ、平井伸治知事に進捗(しんちょく)状況を報告した。コラボ作品は、万博期間中の8月20~25日の間、関西パビリオン内に展示される予定。

 県内工芸品の欧州での販路拡大に取り組んできた鳥取県が、万博でPRしようと企画。国指定伝統的工芸品「弓浜絣(がすり)」の関係施設に訪れたことがあるスウェーデン在住の平田章悟さん(織物などのテキスタイル・紙作品の作家)の声かけで、スウェーデン人作家らとのコラボが実現した。

 作家らは2月17日から3週間県内に滞在し、複数の窯元や工芸作家を訪ね、交流を深めてきた。陶芸作家のクラーラ・ロードさんは八頭町の因久山焼窯元とコラボする予定で「鳥取は自然素材をたくさん使う。ろくろや素材を借り、世界的な作品を作りたい」と話した。

 今月7、8日には鳥取市鹿野町のギャラリーで作品づくりの途中経過が披露される予定。平井知事は「スウェーデンと鳥取の工芸は親和性がある。海外作家と鳥取の伝統工芸とがコラボする機会は貴重」と期待した。

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