鳥取市今町2丁目の丸由百貨店に出店した不二家洋菓子店が28日、オープンした。店内のオーブンで焼く「窯出しカントリーマアム」の販売は中国地方で初めて。大勢の来店客が訪れ、オープン記念の限定商品などを買い求めていた。
東京から駆け付けた河村宣行・不二家社長と同百貨店の岡周一社長がスタッフを激励し、店頭でテープカットして祝った。午前10時の開店時には、200人余りの来店客が百貨店の外まで長い行列をつくり、スタッフが順次案内した。
開店の1時間前から並んで来店第1号となった八頭町の主婦、松尾緑さん(63)は「オープンを楽しみにしていた。これからは丸由で買い物をして、不二家にも寄ることができる」と喜んでいた。
河村氏は「これだけの広い店舗はなかなかできない。鳥取駅前の素晴らしい立地で、貴重な売り場になる」と期待を寄せた。
同店は、丸由百貨店が不二家とフランチャイズ契約を結んで運営し、ケーキなど50種類以上のメニューを販売。店舗面積は約165平方メートルで、中国地方では唯一のカフェ(16席)機能もある。