若桜鉄道の駅や沿線で、デジタルスタンプラリー「若桜鉄道トレインスタンプコレクション」が始まった。同社オリジナルデザインの腕時計G-SHOCK(ジーショック)など、工夫を凝らした景品が用意され、鉄道ファンや観光客だけでなく地元住民の関心も集めている。
スタンプラリーは同鉄道の全9駅や車両内など12カ所を巡り、スマートフォンの専用アプリを使って掲示してあるQRコードを読み取ったり、出題されるクイズに解答したりしながらデジタルスタンプを集める。獲得できる景品はランダムに与えられるノーマル、レア、スーパーレアの3ランク42種類のスタンプの獲得状況に応じて決まる。
景品には若桜鉄道のロゴなどが入った腕時計G-SHOCKのほか、同鉄道の3000形車両の模型など、オリジナリティーの強い物が用意されている。参加にはカシオ計算機が提供する専用アプリのMEGURUWAY(メグルウェイ)のインストールが必要。
開始初日に挑戦した八頭町在住の30代女性は「G-SHOCKを目指して、こつこつ集めたい」と意気込むなど、景品のオリジナルグッズが地元の関心も集めている。
鉄道ファンや観光客の同鉄道を使った周遊を狙って5月末まで実施しており、同鉄道の矢部雅彦専務は「郡家駅から若桜鉄道を結ぶ全19.2キロの日本の原風景を結ぶ旅を楽しんでほしい」と多くの参加を期待する。