初夏告げる音色酔いしれ アザレア音楽祭開幕

 初夏のまちを音楽で彩る「アザレア音楽祭」(鳥取県音楽祭サミット、アザレア音楽祭実行委員会主催)が、倉吉未来中心で開幕した。同市出身のトランペット奏者、尾崎浩之さんらで構成するアザレア室内合奏団の演奏がオープニング。聴衆が心地よいクラシック音楽を堪能した。

 地元音楽家を支援し、県民に優れた音楽文化を発信する同音楽祭は、今回は節目の40回目。同サミットの四門隆会長は「実行委員の方々に敬意を表する。45年、50年と続いてほしい」とあいさつした。

 6年ぶり3度目の出演となる尾崎さんは、東京を拠点にフリーランス奏者として活躍中で、この日はトランペット協奏曲(リヒター作曲)を合奏団とともに演奏。ピアニストの新田恵理子さんがチェンバロで尾崎さんとトランペット協奏曲ニ長調(テレマン作曲)を共演した。このほかバッハやモーツァルトの曲も披露され、来場者が美しい音色に酔いしれた。

 同音楽祭は、倉吉交流プラザなどで21のサロンコンサート、6月25日は倉吉未来中心でファイナルコンサートを開く。

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