鳥取大の新学長、原田省氏の就任祝賀会が19日夜、米子市明治町の米子ワシントンホテルプラザで開かれた。出席者約160人が地域連携を一層強める大学運営のかじ取りに期待し、船出を祝った。
原田氏は、今月発足させた地域未来共創センターを核に地元企業とのつながりを深め、学生の地域定住や起業を後押しすると説明。県の「令和の改新県民会議」と協調して地方創生を進めると述べた。
教員養成と地元定着、農学部共同獣医学科や大学の付属学校の強化も注力するテーマに掲げた。医学部付属病院の新病院建設については「(予定から)遅れることなく2029年に着工し、まず病棟と中央診療棟の一部を中海側に建てたい」とスケジュール感を提示。「皆さまのご支援が鳥取県のあすにつながる」と協力を呼びかけた。
平井伸治鳥取県知事、赤沢亮正経済再生担当相らが祝辞を述べた。