標高差1709メートルに挑む 「皆生・大山SEA TO SUMMIT」

 日本海から中国地方最高峰の大山山頂までの標高差1709メートルのコースを、カヤックと自転車、登山で踏破する「皆生・大山SEA TO SUMMIT(シー・トゥー・サミット)」(実行委員会主催)が28日、鳥取県西部を舞台に開かれた。新型コロナウイルスの影響で開催は4年ぶり。参加者は海と山が近接している地形の魅力を体感した。

 同県発祥のスポーツイベントで、12回目の今年は、シングル▽チーム▽パラチャレンジ-の3部門に国内外から5~70歳の89組149人が参加した。

 出発前、スタート地点の日野川河口(日吉津村)では参加者を代表し、自転車で世界中を旅しているスイス出身のグザヴィエ・パッシュさん(42)一家が選手宣誓で「準備はいいですか」と呼びかけ、会場を盛り上げた。

 午前7時過ぎ、参加者はカヤックやスタンドアップパドルボードに乗り日野川河口から日本海に向けて次々とスタート。往復約8キロをこいだ後、自転車で大山町の博労座駐車場までの約22キロを走破し、最後はゴールの大山山頂(1709メートル)までの約3・5キロを登った。

 参加した山形県酒田市の会社経営、渡辺均さん(57)は「大山の雄々しい姿が素晴らしい。天気も良くて爽快だった」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事