日本の滝百選に選定されている鳥取市国府町雨滝の「雨滝」で3日、滝開きがあり、地元住民や観光関係者らが神事でシーズン中の安全を願った。国府東小の児童による雨滝小唄に合わせた踊りや、因幡の傘踊り保存会による勇壮な傘踊りも披露され、観光シーズンの幕開けを祝った。
滝開きには国府町観光協会の山田一孝会長らが出席。山田会長が「来月には扇ノ山の山開きもある。自然の中で心も体もリフレッシュしてほしい」とあいさつ。同町総合支所の山川泰成支所長も「有数の観光地として、末永く楽しめる場であってほしい」と願った。
落差40メートル、幅5メートルの雨滝で行われる滝祭りは、写真撮影の被写体としても人気で、傘踊り保存会のメンバーがポーズを取ると、地元住民や写真愛好家らが一斉にシャッターを切っていた。