「やくも」連想の新駅舎 シャミネ米子 県内初出店も JR西など詳細発表

 JR米子駅の南北自由通路「がいなロード」の7月29日の開通に向け、JR西日本とJR西日本山陰開発は15日、ロードと接続する新駅舎や新駅ビル「シャミネ米子」の詳細を発表した。新駅舎は新型の特急やくもを連想させるデザインを取り入れ、シャミネには鳥取県内初出店の飲食店などが登場。新たな玄関口として集客強化が期待される。

 新駅舎とシャミネはいずれも鉄骨造り2階建てで、ロードと同日に供用開始。JR西が管理する新駅舎2階の待合室(48平方メートル)は新型やくもにちなんで「やくもラウンジ」と命名され、雲をイメージしたベンチ4基とカウンターテーブル、自販機やテレビを備えて約20人を収容。ランプは新型やくもグループ向け座席と同じデザインで、窓にはシートフィルムを貼って旧改札上に飾られていたレリーフの大山のデザインを再現する。

 ロードの展望スペースなどには座面に弓浜絣(がすり)や強力米を取り入れたベンチ3基を設置。トイレはロード北側が米子城と町家、南側が石州瓦、改札内が新型やくもをイメージした内装となる。

 山陰開発が運営するシャミネは、1階に県内初出店の牛タン専門店「炭焼牛たん東山」とカフェ利用できるベーカリー「リトルマーメイド」、コンビニ「セブン-イレブン」、2階にコーヒーなどを販売する輸入食品専門店「ジュピター」とドラッグストア「コクミン」、おみやげ楽市がテナント出店する。

 JR中国統括本部の広報担当者は「山陰にちなんだデザインや楽しめる仕掛けを用意しているので、期待してほしい」と話した。

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