プロの芸術舞台を通して就学前の子どもたちに豊かな感性を育んでもらう事業「アートスタート」が17日、境港市誠道町の旧誠道小で開かれた。市内の親子ら約150人が参加し、シャボン玉の魔術師として世界で活躍するミケーレ・カファッジさんが織り成す幻想的なステージを目いっぱい楽しんだ。
子どもの心の成長を手助けすることを目的に、同市が2013年度から取り組んでいる。この日は、ミケーレさんが音楽に合わせて大小のシャボン玉を飛ばす非日常の舞台を披露。コミカルな動きも交えながら、1時間のステージで親子らを楽しませた。
ステージ上でミケーレさんと共演した武良音初(おとは)ちゃん(6)といとこの武良唯禾(ゆいか)ちゃん(3)は「大きなシャボン玉の中に入れて楽しかった。家に帰ってもシャボン玉で遊びたい」と笑顔を見せた。
本年度は10月までの全8回、市内の保育園や幼稚園で人形劇などを予定している。