天神祭を盛り上げようと大阪シティ信用金庫は、大阪市中央区の本店ロビーで浴衣と法被での接客や、御迎え人形の展示を行っている。同接客は25日まで、展示は31日まで。24日には天神講による勇壮な獅子舞も披露された。(22面参照) 窓口で、浴衣姿の職員から応対を受けた大阪市北区で働く男性は「制服より柔らかく感じる。大阪で一番のお祭りなのでいいと思う」と笑顔で話した。
御迎え人形は、江戸時代の祭礼当日、神のみ霊を祭った船団を迎えるための船に飾られた。本店ロビーに並んだのは、大阪天満宮から借りた高さ10センチ程度のレプリカ16体で、涼やかな音色を奏でる風鈴の下に飾られている。
同信金は1989年から天神祭に協賛。コロナ禍を経て4年ぶりに船渡御や奉納花火も含めた行事が催されることに高橋知史理事長は「船渡御、陸渡御があり、花火が打ち上がって大阪のにぎわいを盛り上げていく。大阪関西万博につながっていけば」と期待を込めた。