全国ツアー開催中の人気グループ「Sexy Zone」が、横浜アリーナ(横浜市)で5日間にわたり7公演を行った。
最新アルバム「Chapter☆(ローマ数字2)」の収録曲を中心に披露。前作に続き1980~90年代テイストを基盤に、ヒップホップやEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)で新章へ脱皮を図るステージになった。
開幕前、舞台装置や映像で、観客を夜の東京へいざなう。会場に流れるのは藤井フミヤ、KAN、TUBE―。90年代のヒットソングだ。メンバー4人が「街」に現れダンスナンバー「BUMP」で幕を開けた。
力強いパフォーマンスで勢いをつけ、クールに決めたところで一転。ソバージュヘアーにミニスカートというバブル時代のいでたちになって真剣に踊り盛り上げる。
ライブを象徴したのが、全身ゴールドの衣装で歯切れよく歌った「Purple Rain」。題名やリズムがプリンスやa―haら80年代の洋楽をほうふつさせる。
そして9月発売の「本音と建前」「Try This One More Time」でクライマックスを迎えた。椎名林檎が作詞、作編曲を手がけた前者では、抑揚のある旋律を中島健人、菊...