ウクライナ国立民族舞踊団の公演「スピリット・オブ・ウクライナ」(民音主催)が27日、米子コンベンションセンターで開かれた。約1400人が華麗でキレのあるダンスに見入り、惜しみない拍手を送った。
同舞踊団は、欧州各国を中心に世界60カ国以上でウクライナの生活や文化を伝えようと活動している。日本公演は20年ぶり3回目で、鳥取県内での開催は初めて。
この日は、約50人の団員が鮮やかな民族衣装を着用し、ウクライナの民族舞踊に新たな振り付けを加えたダンスを披露。中腰で軽快に跳びはねながら足を交互に上げるコサックや、刺しゅうや船乗りなどウクライナの文化をほうふつさせる踊りで来場者を魅了した。
友人2人と一緒に訪れた米子市の女性(60)は「踊りを見ていると、自分もバレエに明け暮れていた頃の思い出がよみがえる。日本にないかわいらしい衣装や筋力に圧倒されるすばらしいダンスを見られてうれしい」と話した。