多様な素材と技法を駆使した現代作家17人の新作を中心に紹介する展覧会「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」が、9月3日まで大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で開かれている。
一つの木材から彫り出す「一木造(いちぼくづくり)」にこだわり続ける前原冬樹さんは、するめを挟むクリップから足先まで全て一木から掘り出した「『一刻』スルメに茶碗」を出品。「作品から何か一つでも感じたものを持ち帰ってもらえれば」とアピールした。
ほかに木彫の福田亨さんや金工の本郷真也さん、水墨画の山口英紀さん、ペーパークラフトの小坂学さんらが参加している。
当日一般1600円、高大生1200円、小中学生500円。問い合わせは電話06(4399)9050。