野球少年の技術向上につなげようと、総合型地域スポーツクラブ「あいだクラブ」はプロ野球選手も指導する野球トレーナーを招いた講習を開いている。技術だけでなく、さまざまなトレーニングがもたらす効果を解説して体づくりを促すとともに、けがの予防と野球を続けるためのアドバイスも行う。
同クラブは、広島県を拠点に全国で野球選手のトレーニングやコンディショニングを指導する高島誠さん(44)と連携して講習を実施。高島さんは「マック高島」の愛称で、プロ野球のオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)や米大リーグのワシントン・ナショナルズでトレーナーを務めた実績がある。現在も、プロや高校球児をサポートしている。
初回の講習は5月、米子市淀江町の淀江球場で行われ、小学2年から中学3年の選手35人と家族が参加した。高島さんは、投球をする上で欠かせない肩甲骨周りの筋肉の柔軟性を高めるトレーニングなどを紹介。長椅子を使ったり、運動器具を活用したりする方法を実演し「我慢すると重症化することがある。けがをする原因をつぶせば、けがをしにくくなる」と助言した。家族に対しては、野球を長く続けられるサポートを求めた。
◇同クラブは今後も講習を続ける予定で、同クラブ以外の選手も参加できる。問い合わせは電話090(9731)8805、米田政紀代表。