倉吉市東岩倉町の倉吉淀屋で、旧暦の七夕を前に「倉吉淀屋の七夕」が開かれている。2日は県外から訪れた観光客が、倉吉の景観の保存を願う短冊を飾り付けていた。
イベントは、観光客や地域住民に夏の風物詩を楽しんでもらおうと毎年開催している。
「ガラス張りにした天井に金魚を泳がせていた」という大阪淀屋の逸話にちなみ、会場は金魚をモチーフにしたペーパークラフトや結束紙製の飾りなどで彩られた。館内には短冊の記入スペースも設けられ、平和や家族の健康を祈る内容が書かれた短冊が飾られていた。同館の担当者は「暑い日が続くが、ササ飾りを見て涼やかな気持ちになってほしい」と話した。
イベントは10日まで。5日は描いた金魚の絵を館内に投影するデジタルペイント体験のほか、折り紙で金魚を作るイベントも行われる。