卯(う)年である今年を12年に1度の「白うさぎ年」と位置づけ、観光地や特産品をPRしている鳥取県は2日、東京ドーム(東京都文京区)で開かれた巨人-ヤクルト戦を「とっとりナイター」と称して広報活動を展開し、試合開始前に県の若手職員らが「うさぎダンス」を披露した。始球式は米子市出身の格闘家、武尊(たける)さん(32)が務め、場内を盛り上げた。
県職員19人による「とっとり白うさぎダンサーズ」は緊張した面持ちで外野グラウンドに登場。4万人超の大観衆を前にウサギをイメージしたキュートな振り付けで注目を集め、県財政課の高橋舞主事(24)は「ダンス経験のないメンバーがほとんどだが、温かい拍手をいただけた」と達成感をにじませた。
武尊さんはウサギの「耳」にちなみ背番号「33」で登場。投球は110キロを記録し、「昨年の始球式の104キロを超えられて良かった」と笑顔を見せた。
両チームに鳥取和牛が贈呈されたほか、観客には鳥取和牛や星空舞が当たる抽選カードや県内観光マップが配布された。一回終了時には場内ビジョンにうさぎダンス動画コンテストの映像が流された。