琴浦、日南両町教委は本年度から、新聞活用学習支援サイト「日本海新聞forスタディ」を本格的に導入した。同教材では児童のタブレット端末に地域ニュースを配信するほか、記事検索や新聞作り機能などを提供し、情報活用能力の向上やふるさとキャリア教育に役立ててもらう。
琴浦町は学校新聞の製作や朝新聞などの新聞学習に積極的に取り組み、昨年度は町内全7小中学校がトライアルに参加。本年度は日本海新聞NIE表彰を受賞した船上小をはじめ、浦安小、聖郷小の3校で活用する。
25日に新日本海新聞社中部本社の小谷和之総局長が琴浦町教委の河原裕司教育長を訪ね、「子どもの学力向上の原動力となる好奇心を高め、引き出していくためのツールとして活用してほしい」と強調。河原教育長は「毎日配信されるタイムリーな記事を通じて地域について知り、地元を誇りに思う子どもが増えたら」と期待した。
同日、日南町では同社西部本社の沢田圭太郎総局長が日南町教委の青戸晶彦教育長と日南小の三上浩樹校長を訪問。三上校長は「毎日配信されるルビ付きの地元記事は、児童が理解しやすくありがたい。ふるさと教育にもつなげたい」と話した。(伊垢離真奈)