鳥取県高校文化連盟新聞専門部の「第25回夏季部員研修会」が7日、倉吉市鍛冶町1丁目の市人権文化センターで開かれた。生徒らは近くの豊田家住宅と倉吉淀屋で取材し、新聞作りに取り組んだ。
研修会は、部員同士の交流と技術の向上を目的に開催しており、今回は県内6校から21人が参加した。
豊田家住宅では、講釈師の友森智恵子さんが案内役を務め「希少な建材などもそのまま残っており、国の登録有形文化財に指定されている」と紹介。生徒らは友森さんの話に耳を傾けながらメモを取り、内観や資料を撮影するなどして取材を行った。
その後、同センターに戻り、5班に分かれて新聞制作に挑戦。新聞部の顧問や新日本海新聞社読者センターの記者からアドバイスを受けながら記事を書いたり写真を配置したりし、出来上がった新聞について発表した。
鳥取城北高2年の岡村千樫さん(16)は「限られた時間で正確に記事にすることが難しかった。貴重な体験ができた」と話した。