舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の制作発表記者会見が東京都内で開かれ、主演の大竹しのぶと、人気グループ「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ」の薮宏太、俳優の風間杜夫らが出席した。大竹は「芸者というやったことのない役と、三味線に挑戦していることが楽しい」と、笑顔を見せた。
作家・有吉佐和子が自身の小説を舞台化した幕末の横浜の物語。芸者亀遊（美村里江）は、米国人による身請けが決まり、恋人・藤吉（薮）と失恋し自ら命を絶つ。芸者お園（大竹）は「攘夷女郎」として美談になった亀遊の最期を歌って語る。
風間が「普段はだらだらしているんですけれど、いざとなると力を出す」と大竹について語ると大竹が「風間さんはもっとだらだらしている」と言い返し、息が合う様子を見せた。
時代物に初挑戦の薮は、稽古用の浴衣を求めて呉服店を訪れたところ「２着目も買いに来て」と歓迎された話を披露。「呉服屋さんにいい報告ができるようになりたい」と飛躍を誓った。
記者会見には美村と演出の斎藤雅文も出席した。舞台は９月２～２６日、東京・新橋演舞場で上演する。
