「でかまる」閃光ライオット・グランプリに

「汗まみれでごめんな!」と青春パンク

  •  「でかくてまるい。」の(左から)村上凜斗、米田拳梧、斉藤寛太=東京都江東区
  •  汗だくで歌う「でかくてまるい。」の米田拳梧=東京都江東区
  •  「マイナビ 閃光ライオット2023」のステージでパフォーマンスする「でかくてまるい。」=東京都江東区

 TOKYO FMなど38局で放送中の「SCHOOL OF LOCK!」とソニー・ミュージックエンタテインメントがタッグを組んで開催した10代向けの音楽フェス「マイナビ 閃光ライオット2023」で、泥くさい青春パンクを歌う札幌の3人組「でかくてまるい。」(でかまる)がグランプリに輝いた。新型コロナウイルス危機でも諦めなかった、ひた向きな歩みが実を結んだ。

 過去に人気バンド「緑黄色社会」などを輩出し、名称を変えて続けられてきた“音楽の甲子園”だったが、コロナ禍で過去3年は開催できず。今年は救済措置として満22歳まで出場可能とした。

 全国で3674組が応募、最終ライブ審査に進んだ9組のトリで登場したでかまるは、バンド名通りふっくらとした見た目のボーカル・ギター米田拳梧(20)に、ベース斉藤寛太(21)とドラム村上凜斗(20)の3人組。米田は「汗まみれでごめんな!」「ぶさいくでごめんな!」と感情をむき出しに、ふるさと札幌の風景を題材にした「36号線」などを熱唱した。

 同世代の仲間はコロナ禍で次々とバンド活動から離れていった。イベント中止も相次ぎ「自分の番は来ないかも」と感じていた米田。「閃光...

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