帝国ホテル東京(東京都千代田区)のビュッフェレストラン「インペリアルバイキング サール」が改装した。1958年の開店以来、楽しまれてきた西洋料理に日本料理と中華料理を追加。日本での「バイキング発祥の地」が新たなスタートを切った。(共同通信=藤原朋子)
「世代を超えて楽しめるのがバイキングの魅力です。お料理が増え、3世代でいらしていただきやすくなりました」と帝国ホテル東京料理長・杉本雄さんは話す。三つのジャンルの料理それぞれが主張し過ぎないように、一皿での提供量や、味の濃淡に配慮したという。
中華料理は、帝国ホテル大阪のレストラン「ジャスミンガーデン」で腕を振るったシェフ畑繁良さんが監修。北京ダックや小籠包、麺類など人気メニューをそろえた。
日本料理では、四季の食材を使ったわん物、お茶漬けなどを用意した。「天ぷらは揚げたてです」とシェフ紀野安彦さん。オープンキッチンでのライブ感も大切にした。
持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みも始めた。北京ダックは皮だけではなく肉も提供することにした。デザートのデニッシュなどには、他の店舗の製造過程で余ったクロワッサン生地を活用した。杉本さ...