台風7号、15日夕に鳥取県最接近か しゃんしゃん祭花火大会関係者 進路注視し準備

 非常に強い台風7号は、15日夕に鳥取県に最接近するとみられ、進路次第では雨や風が警報級となる可能性がある。同日夜には鳥取市の千代河原市民スポーツ広場で「第70回市民納涼花火大会」(鳥取しゃんしゃん祭振興会、新日本海新聞社主催)が4年ぶりに開催される予定で、関係者は台風の行方に憂慮している。

 鳥取気象台によると、台風の影響で15日明け方から雨や風が強まり、最接近する夕方には警報級の大雨や平均風速陸上20メートル、海上25メートル以上の暴風が吹き荒れる可能性もある。

 同気象台は「台風の進路次第では、危険なので不要不急の外出を控えてもらいたい。避難の準備が必要になる場合もあるため、最新の防災情報の確認を」と早めの対策を呼びかける。

 一方、鳥取市内では15日午後8時から、しゃんしゃん祭のフィナーレを飾る花火大会として、5千発の花火が打ち上げられ夜空を彩る予定だ。12日現在、会場周辺には暗闇を照らすちょうちんなどがすでに設営されるなど、花火当日に向けてスタッフが作業に励んでいる。

 新日本海新聞社ビジネス支援部の担当者は「台風の進路を注視し、安全第一に開催できるか検討する」と説明。「今はしっかりと準備を進めていきたい」と気を引き締めた。

 開催の可否については14日以降に本紙ホームページなどで確認できる。中止の場合は20日に延期する。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事